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9月号

高3化学の補講、日常が戻りました、たたら製鉄の実物見本

高3化学の補講2010.07.23

高校3年生の化学の補講が、午前と午後の2回に分けて行われました。
金属元素の反応の実験で、「以下の反応について、実験結果をもとにすべてを化学反応式で表しなさい」という問いに、実験をしながら答えていくという授業です。40人ほどの生徒に3人の先生が指導に当たります。

マグネシウム、アルミニウム、塩化アルミニウム水溶液、塩化亜鉛水溶液、塩化バリウム水溶液、硝酸銀水溶液、硫酸鉄水溶液、塩化鉄水溶液、硫酸銅水溶液、硫化水素の反応、有機化合物の反応、ジアゾ化・ジアゾカップリング以上12種に対して、それぞれ3~5種の試薬を反応させ、反応式を次々に書き留めていきます。
有害ガスが出る実験については、先生の指導の下、ドラフトの中で実験をします。

高校3年生ともなると、器具の扱いなど手慣れたもので、午前、午後それぞれ3時間の授業はあっという間でした。

日常が戻りました2010.08.16

1週間のメンテナンス期間が終わり、学校に生徒が戻ってきました。
8時40分の開門の頃には、玄関前に生徒があふれ、9時になるとあちこちからクラブ活動の元気な声が響いてきます。

また、高校3年生対象の補習授業も再開され、今日は午前2科目、午後2科目が開講されています。

たたら製鉄の実物見本2010.08.18

縁あって、初台にある刀剣博物館から、たたら製鉄の工程を示す資料の寄贈を受けました。

宮崎駿監督の「もののけ姫」では、「たたら場」が舞台となっていましたが、森の木を切って木炭を作り、砂鉄を集めて製鉄をしている様子が描かれ、「自然の原理」と対立するものとして描かれていました。

そこに出てくる古来からの製鉄法であるたたら製法で使われる真砂砂鉄、たたら炭、途中の工程などを示す卸鉄、炉壁、ノロ(鉄滓)、銑鉄、玉鋼などの実物見本がケースに入っています。
図書館のウィンドウギャラリーで展示された後、理科室前の廊下の展示スペースに展示される予定です。

ヤマタノオロチの時代から、大陸との関係の中で受け継がれてきた伝統的なそして技術的には非常に高度な技法であること、しかしながら前近代においては地形が変わるくらいに砂鉄を掘り、木を伐採するなど「自然破壊」の元凶とも考えられていたこと、さらに「もののけ姫」にも、あるいは松本清張の「砂の器」にも描かれているような古来からの差別や権力との関わりのことなど、この貴重な資料からイメージを広げ、いろいろなことを考えていくことができます。ぜひ、見に来てください。
ちなみに、2010年度鴎友学園一次入試の社会科・歴史の問題で、「江戸時代半ばになると、日本の伝統的な製鉄技術である『たたら製鉄』が完成され……」と出題されていたことを覚えていますか?